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老後の年金、繰り下げ受給はメリットがある?

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人生100年時代と言われている今、年金制度を正しく理解することが重要となります。そのような中で、年金制度の繰り上げ受給や繰り下げ受給をすることによって、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか?

 

そこで今回は、年金制度の繰り上げ受給や繰り下げ受給について、まとめてみました。

年金の繰り上げ受給

年金の支給開始年齢は、原則65歳からですが、年金の繰り上げ受給制度を利用することによって、年金支給年齢を早めることができます。ただし、支給年齢を早めた場合、本来もらえる年金額が減額となります。

 

≪計算式≫
減額率= 0.5% × (繰上げ請求月から65歳になる月の前月までの月数)

 

年金の繰り上げ受給の損益分岐点
100%÷0.5%(繰り上げ率)=200月
200月=約16年8ヶ月

年金の繰り上げ受給をした場合、76歳8か月以降は本来もらえた年金額より少なくなります。年金の繰り上げ受給は長生きするほど、損をすることになります。

 

≪参考≫
平成30年簡易生命表による60歳からの平均余命は
男性:23.84歳
女性:29.04歳

 

年金の繰り下げ受給

年金の支給開始年齢は、原則65歳からですが、年金の繰り下げ受給制度を利用することによって、年金支給年齢を遅らすことができます。例えば、65歳以降も働き、収入が多い人にとっては、繰り下げ受給を選択ることによってメリットがあるかもしれません。

 

≪計算式≫
増額率=(65歳に達した月から繰下げ申出月の前月までに月数)× 0.7%


年金の繰り下げ受給の損益分岐点

100÷0.7%=142.85…月
142月=約11年10ヶ月

年金の繰り下げ受給をした場合、81歳10か月以降はもらえた年金額より多くなります。年金の繰り下げ受給は長生きするほど、得になります。


≪参考≫
平成30年簡易生命表による65歳からの平均余命
男性:19.70歳
女性:24.50歳

 

結論(所感)

年金の繰り上げ受給や繰り下げ受給は生きられる年数によって損得が分かれます。平均余命から考えると、年金の繰り上げ制度はデメリットの可能性が高いですが、年金の繰り下げ制度は、65歳以降も働き、収入も十分にある方には、メリットがあるかもしれません。詳しくは、最寄りの年金事務所で相談してください。

 

 

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