人事ばたけ

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賞与の社会保険料や所得税を計算してみました。

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12月は賞与を支給する企業が多いのではないでしょうか。会社員の方にとっては楽しみの一つである賞与の社会保険料及び所得税の計算は、毎月のお給料とは計算方法が違います。

そこで、賞与の社会保険料及び所得税の計算方法を説明します。

 

賞与とは

賞与とは、「賃金、給料、俸給、手当、賞与その他のいかなる名称であるかを問わず、労働者が、労働の対償として受けるすべてのもののうち、三月を超える期間ごとに受けるもの」とされています。

また、その支給額が予め確定されていないものをいうことされています。

 

つまり、定期的に支給され、かつその支給額が確定しているものは、名称の如何にかかわらず、これを賞与とはみなさないことになります。

 

賞与の社会保険料計算方法

① 健康保険の計算方法

賞与額から1,000円未満の端数を切り捨た金額(標準賞与額)に対して、健康保険料率を掛けて保険料を計算します。

例えば、賞与支給額が「777,700円」の場合は、「777,000円」(1,000未満切り捨て)が標準賞与額となり、777,000円✖️保険料率で計算します。

[個人負担分計算例]

標準賞与額777,000✖️5.095%(大阪府)=39,588円(健康保険料)

 

介護保険料の計算方法

介護保険は40歳以上65歳未満の方が徴収されます。介護保険の資格取得日は40歳の誕生日の前日であり、誕生日の前日が属する月から介護保険料が徴収されます。

 

例えば11月1日生まれの場合、介護保険料は誕生日の前日は10月31日になりますので、10月分から介護保険は徴収となります。

[個人負担分計算例]

標準賞与額777,000✖️0.865%(大阪府)=6,721円(介護保険料)

 

③ 厚生年金保険料の計算方法

健康保険の計算方法と同様に、賞与額から1,000円未満の端数を切り捨てた金額(標準賞与額)に対して、厚生年金保険料率を掛けて保険料を計算します。

例えば、賞与支給額が「777,700円」の場合は、「777,000円」(1,000未満切り捨て)が標準賞与額となり、777,000円✖️保険料率で計算します。

[個人負担分計算例]

標準賞与額777,000✖️9.15%=71,095円(厚生年金保険料)

 

雇用保険

雇用保険料は、賞与額に保険料率を掛けて計算します。雇用保険料率は事業の種類によって異なります。

雇用保険料は、1,000円未満切り捨て処理はしません。

[個人負担分計算例]

賞与額777,700円✖️3%(雇用保険料率

)=2,333円

 

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賞与の源泉所得税

所得税の計算方法は少し複雑です。まずは、前月の給与から社会保険料を差し引いた金額と、扶養親族等の人数を確認します。これを基に「賞与に対する源泉徴収額の算出率の表」から、税率を求めるます。

 

ただし、前月の給与の金額(社会保険料等控除後の金額)の10倍を超える賞与が支給される場合や、前月に給料がない場合は、計算方法が変わります。

 

前日の給料がない場合の例として、育児休業期間中に賞与を支給した場合などが該当となります。

 

国税庁

No.2523 賞与に対する源泉徴収|国税庁

 

まとめ

賞与の社会保険料及び所得税は毎月の給料計算とは少し違います。この機会に、ご自身の賞与手取り額を計算してみてはいかがでしょうか。

 

2019年11月30日現在の規則により計算しています。