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そうだったのか!!国民健康保険と健康保険の違い

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 日本では1961年に高額な医療費の負担を軽減するために『国民皆保険制度』がスタートしました。日本国民は公的医療保険に加入することで、どの保険に加入していても、全国で平等な医療が受けられます。

公的医療保険とは、次の保険のことです。

このように公的医療保険でも様々な種類があります。特に加入者数が多い国民健康保険と健康保険にスポットを当てて比較してみます。

国民健康保険の対象者

国民健康保険は、会社の健康保険(健康保険組合・協会組合・船員保険など)に加入している方や、生活保護を受給している方以外は、国民健康保険(通称:国保)に加入します。


≪加入対象者≫

  • 自営業者
  • フリーランス
  • 会社を退職して健康保険を喪失した方
  • 農業や漁業などを営んでいる人
  • 3ヶ月を超えて日本に滞在する外国人
国民健康保険料の決まり方

国民健康保険料は、『医療分保険料』・『後期高齢者支援分保険料』・『介護分保険料』で構成され、全世帯が負担しなければいけない『平等割』、被保険者数の人数に応じて負担しなければいけない『均等割』、前年(1月~12月)の所得に応じて負担しなければいけない『所得割』の合計で計算されます。

国民健康保険世帯主に納付義務があります。仮に、世帯主が国民健康保険に加入したいない場合でも、世帯主に納付義務があります。

<過去記事を参照してください>

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健康保険の対象者

健康保険は、会社員やその家族などが加入する公的医療保険となり、社会保険の適用事業所で働いている労働者は、国籍・性別・年齢・賃金の額などに関係なく、適用除外に該当する労働者や労働条件が一定の基準を満たさない労働者を除き、社会保険の適用事業所に勤めているすべての労働者が対象となります。

健康保険料の決まり方

健康保険は、『標準報酬月額表』に保険料率を乗じて決定し、 その額を被保険者と事業主とで負担します。健康保険組合は自主的に被保険者と事業主の負担割合を決めることができます。

<過去記事を参照してください>

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  国民健康保険と健康保険の違い

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医療は冒頭で説明したとおり、どの公的医療制度に加入していても、全国で平等な医療が受けられます。では、国民健康保険と健康保険では、どのような違いがあるのだろうか。大きな違いは、『①保険料の決まり方』、『②保険料の負担額』、『③扶養者の保険料』、『④傷病・出産手当金の有無』があります。

保険料の決まり方

  • 健康保険料・・・原則、4月・5月・6月の平均給与で社会保険料が決まり、その年の9月から翌年の8月までの適用されます。また、中途入社の場合は、入社時の給料額で決定します。
  • 国民健康保険料・・・国民健康保険の保険料の算出方法は、前年度の所得と世帯の人数によって決定します。

保険料の負担額

  • 健康保険加入者・・・原則、会社と従業員で労使折半。一部の組合健保では、会社側が多く支払っている場合もあります。
  • 国民健康保険加入者・・・保険料の全額が自己負担です。

扶養者の保険料

  • 健康保険の扶養者・・・健康保険の扶養者に関しては、健康保険加入者のみの保険料だけで、扶養者には保険料はかかりません。
  • 国民健康保険の扶養者・・・国民健康保険料は世帯の人数によって金額が変わります。

 ④出産・傷病手当金の有無

傷病手当金とは

業務外の怪我や病気で働くない時は、1日あたり本人収入の約3分の2が支給される。

・出産手当金とは

出産の日(実際の出産が予定日後のときは出産予定日)以前42日(多胎妊娠の場合98日)から出産の翌日以後56日目までの範囲内で、会社を休んだ期間を対象として本人収入の約3分の2が支給される。

まとめ

保険料の決め方や保険料の負担額が違いますが、国民皆保険制度のもと公的医療保険に加入し、保険料を納付することで健康保険証を交付され、日本中どの医療機関でも平等に医療を受けられます。この機会に、加入している公的医療保険にどのような制度があるのかを調べてみてはいかがでしょうか。

 

 

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